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1月5日に詠んだお正月にふさわしい漢詩です

b0102720_23471684.jpg 海江田万里の漢詩の風景 ≪遊斜川≫陶淵明

陶淵明(365年 - 427年)は、中国六朝時代の東晋末から南朝宋にかけて活躍した漢詩人。

中觞纵遥情,忘彼千载忧。
且极今朝乐,明日非所求。

zhōng shāng zòng yáo qíng wàng bǐ qiān zài yōu
qiě jí jīn cháo lè míng rì fēi suǒ qiú
酒を飲むうちに心は解き放たれ、彼の「千載の憂い」など
忘れてしまった。今はこの楽しみを極めよう、明日は
どうなるかわからないのだから。



遊斜川=斜川に遊ぶ には長い序文がついていますが、この漢詩を歌った時の状況が書かれています。
辛丑の年の正月五日、和やかな日に、二、三人の隣人と一緒に斜川で遊び曾城の景色を眺めた時に歌ったものだそうです。

上の最期の一句、海江田万里さん曰く、
「今日という日を大切にし、楽しみを極めることで明日がついて来る」
と解釈するのだそうです。
ばたばたしている間にもう1月も11日ですね。
なかなか漢詩を楽しむまでは行きませんが、充実した毎日を送りたいものです。


≪遊斜川序≫

辛酉正月五日,天气澄和,风物闲美,与二三邻曲,同游斜川。临长流,望曾城
;鲂鲤跃鳞于将夕,水鸥乘和以翻飞。彼南阜者,名实旧矣,不复乃为嗟叹;若
夫曾城,傍无依接,独秀中皋;遥想灵山,有爱嘉名。欣对不足,率尔赋诗。悲
日月之遂往,悼吾年之不留;年疏年纪乡里,以记其时日。

(以下が本題)

开岁倏五日,吾生行归休。
念之动中怀,及辰为兹游。
气和天惟澄,班坐依远流;
弱湍驰文鲂,闲谷矫鸣鸥。
迥泽散游目,缅然睇曾丘;
虽微九重秀,顾瞻无匹俦。
提壶接宾侣,引满更献酬;
未知从今去,当复如此不?
中觞纵遥情,忘彼千载忧。
且极今朝乐,明日非所求。


(大意)
年が明けたちまち5日が過ぎた。私の命も死に帰ることを思うと心が動じる。
そこで気晴らしに遊びに出かけ穏やかな川のそばに座って過ごした。
鯉が泳ぎ水カモメが飛んでいる。曾丘の眺めは九重に連なるものではないが、
素晴らしい眺めである。
酒壺を提げて友に勧め、ついではまた飲み干す。
このような日がまた来るかどうかはわからない。
酒を飲むうちに心は解き放たれ、彼の「千載の憂い」など忘れてしまった。
今はこの楽しみを極めよう、明日はどうなるかわからないのだから。


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by chinafish | 2008-01-11 23:49 | 成句詩句
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